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2014/11/14

リチウムイオン電池の技術開発

リンク: ニュースリリース:2014年11月14日:日立.

日立製作所は、電気自動車の走行可能距離を従来の2倍にする 高エネルギー密度型リチウムイオン電池の要素技術を開発したと発表しています。

具体的には以下の2点を挙げています。

①高エネルギー密度化と高出力化技術
②高エネルギー密度化と長寿命化技術

この技術が実用化されると、EVの一つの目安である1充電走行距離300キロを達成することができるかもしれませんし、同じ電池容量なら電池の体積を半分にできるかもしれません。ただし、2020年頃の実用化は長いかもしれません。

いままでも以下のような技術開発の発表はされてきていますが、実用化の壁は厚いようです。

リチウムイオン電池の容量を3倍に…住友電工、アルミニウム多孔体を開発(2011/06/24)

NEC、リチウムイオン電池の新技術を開発(2012/10/09)

全固体電池(2014/08/21)

コメント

この新聞記事みました。

私は、車を持たず、車業界とも関係ないのですが、Li電池などの性能向上が直接関係があるモバイル機器を作っています。そのため、定期的に情報収集してます。電池関連の検索をしていたら、たまたまサイトを見つけ、色々読ませて頂いた次第です。

いくつかの会社の電池ロードマップ的には、おそらく2020年前後に新材料や新原理の電池が登場するまで、研究開発をしながら、今投資してしまった投資をうまく回収する事を目指している様な気がします。

液晶やHDDや光ディスクやメモリの技術などを見ていても、技術は、研究が一段落すると、結局コストや優位性で複数の技術が乱立出来なくなる事が多い印象があります。
失敗する研究も多いと思いますが、基礎研究と、投資回収を両立させ、色々な可能性を模索して欲しいです。
どこが生き残るか見定めると、将来の投資先が決まるのかもしれませんね。できれば、日本でも成功企業が出る事を期待してやみません。

燃料電池車は生き残れないかもしれませんが、効率がいいエコ燃料でのハイブリットが出てくるかもしれませんし、効率がいい燃料電池技術の可能性を切り開くためにも、燃料電池研究は頑張って欲しいとも思います。
小型発電所向きとかにしかならないかもしれませんが。

急速充電不能なものが多い事もあり、電池が止めてしまっているイノベーションってホント多いです。
衝突回避技術や認識技術の進展を持って、確実に電装系や電池が車のキーファクターの一つになると思っています。その最後の扉を開く技術が、電池かと。

期待は続きます。

(Webマスター:コメントありがとうございます。

2020年まで待たなければならないとなると、時間が長く感じられます。革新的とまではいかなくても、EVの航続距離を延ばす電池を発売して欲しいものです。)

2013年12月3日に発表した積水化学の電池を忘れてますよ。
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1238843_2281.html
「積水化学は、製品化に向け改良を重ね、2014年夏を目処にサンプル提供を開始し、試作・評価を経て、2015年度には上市予定です。」

予定通り進んでいたら実用化はこいつが一番早いのでは?

(Webマスター:コメントありがとうございます。期待は大きいです(^O^))

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