BlackBerry Torch 9800 導入その1
「魅惑のキキROOM」のタイトル絵にもあるとおり、いま僕が普段使用している携帯電話はBlackBerry Bold 9000である。
父はいわゆる新しいモノ好きで1985年には既にショルダーホンを使用していたが、僕の携帯電話歴はそう長くない。1999年に当時は極めて少数派だった折りたたみ携帯の画面情報量の豊富さに惹かれてNEC製のdocomo携帯を購入したのが最初で、それ以降はちょうど2年ごとに買い換えている状態だ。
▼1999年(スティック携帯全盛期)…mova N501i
▼2001年(第3世代FOMA誕生)…mova N503i
▼2003年(第3世代FOMA成熟期)…mova SH505i
▼2005年(折り畳み型全盛期)…mova SO506i(preminiII)
▼2007年(大画面薄型全盛期)…FOMA D905i
▼2009年(多機能携帯全盛期)…BlackBerryBold 9000
携帯電話に求める一貫したポリシーのようなモノはないのだがその時々にそれ相応の要因があって、結果、世の中の時流に逆らうような機種を選んできている(笑)。使用法のレクチャーが容易であるという理由から、携帯電話の買い換え時には必ずよよこと同時に同機種を購入するため、世間一般では認知されるどころかむしろマイノリティに属する機種を持たされるハメになることの多いよよこには随分肩身の狭い思いをさせてしまって申し訳ないと思っている。
まぁ、僕自身はその「マイノリティ」であること自体が快感なのだが…そこの所はよよこにはナイショだ(笑)。
そんな我が家の携帯電話の歴史の中でもとりわけ大きく流れが変わったのはいわゆる“ガラケー(ガラパゴス携帯)”から脱却してスマートホンに移行した時だろう。
一般的に「カメラ」機能は、そのスペックが高性能であるが故に想像し得た活躍の場の範疇を些か越えた場面でも頻繁に利用される傾向を作ってしまい、マナーの悪化をも誘引してしまった残念感は否めないが、ガラケーの利便性が果たした役割の中で最も好ましく価値の高いモノだろう。しかし、その後の付加機能競争の中で登場した「デコメール」、「オサイフケータイ」、「ワンセグ」といったものの必要性を全く感じることの出来なかった僕は、自身の指向性が日本固有の進化を遂げた装飾だらけの携帯電話とは乖離し始めていることに気付く。
それでも最初のうちは「無くて困ることはあっても有って困ることはないだろう。要らない機能は使わなければ良いだけ」と考えるようにして、他方そうした機能の恩恵を十二分に享受し目一杯堪能しているユーザーたちと同じ購入費を支払っていることに若干の不満を感じつつも納得はしていた。
しかしそのような導入時の一過性の不満ではなく、常日頃から不満に感じていた部分の鬱憤が蓄積され、ついに我慢できなくなってしまった事柄があった。
●インターネットとは似て非なる「iモード」という特殊で閉鎖的なネットワークとメールシステムの不便さ。
●仕事上メールを多用するため、キー打鍵数が多くなるマルチタップ方式では極めて非効率的。
●長文を入力する際、キーストロークが不足していて誤入力を招いたり編集機能の粗さが目立つ。
これらの悩みと、先述の抑制していた不公平感を全て解消してくれる携帯電話、それがBlackBerryBold 9000だった。
処理速度や画面情報量のみを考えれば他に選択肢は広がったのだがBlackBerryのキーボードの触感というか、ストローク感は群を抜いて素晴らしく、それまではスマートホンといわれてもピンとくるものは無かったのだがBlackBerry 8707hがドコモから登場した時に感じた心のざわめきもまた、今思えば近い将来に訪れるBold9000との日々の予兆だったのかも知れない(笑)。
昨年docomoのFOMA D905iからBlackBerryBold9000に移行し、ある程度想像していたとはいえ、思っていた以上に大きく立ちはだかったのは以下のような障壁だ。
▲主に使用することとなるフリーメールアカウントでは相手の携帯電話で迷惑メール防止設定等を施しているとコチラからのメールが届かないので、メールアドレスの変更案内に加えて設定変更方法の説明も含め機種変更する前に予告通知しておかなくてはならない。
▲移行後に旧iモードメールアカウントに届いたメールに対応する為、iモード契約を残してiモード.net(※1)とモバセク(※2)などを併用するのだが、iモード対応機種で受信して削除しない限りメールサーバー上から削除した事にはならず、メール受信上限に達すると新たに届いたメールはハネられてしまう。このため時折旧FOMA機を起動するのだが、上記サービスが巡回チェックした際の報告メールが設定内容によっては大量に届いており、FOMAカードを挿入してセンター問合わせをした途端に堰を切ったように膨大なメールを受信して、莫大なパケット料金を支払うことになる (現在はパケット定額プラン統合により解消)。
▲RIM社の努力により、諸外国では次々と新バージョンのOSや公式周辺ソフトが公開され、見た目も操作性も日進月歩で快適になっていってるというのに、ドコモがドコモ版OSを更新することはなく、同じ機械のオーナーになっていても外国と国内でこれほど差が生まれることが納得できない (自己責任で極東アジア版最新OSを入手して自機に焼くことで解消可能)。
▲携帯認証を要する一部のSNSサイト等でアカウント取得することができない。
▲各ショップ携帯サイト発行のクーポン等が使えなくなる。
※1
https://imode.net/cmn/top/
※2
http://mobaseku.net/
おとなしくガラケーを買っておけばまず経験することの無いこうした数多の苦痛も、先人の皆様方がネットで発信する情報を頼りに乗り越えていけば「貴重な経験」となり、日本国内でのBlackberryとの付き合い方も自然と身に付いていった。それから1年・・・。
僕はBold9000の使い心地の良さにすっかり心酔し、虜になってしまっていたが「使いこなせるようになって初めて感じる苦痛もある」という事を理解し始めていた(笑)。我が家のBold9000はスマートホンの本分から逸脱することなくPDAとして大活躍していたが、より快適なPDA環境を求めて海外サイトで便利なツールを見つけては購入&活用していく内に再起動直後でも10MB前後の空きメモリしか確保できないようにまでなってしまい、Blackberryの良さの1つであるキビキビした動きが殆ど期待出来ない状態になってしまったのである。搭載メモリ容量が前身の8707hと変わらない128MBであるところが痛すぎた。
日本国外での発売から遅れること約1年、ようやくドコモから発売されたBold9700のメモリは倍の256MB。購入された方々の情報によればメモリは十分でOS5.0を載せても実に快適に動作するらしい。羨ましい…。
しかし、僕のBold9000の2年縛りが解けるのはまだまだ先だ。しかも、国外では既にBold9700の他に
■BlackBerry Tour 9630(高速データ通信タイプ)
■BlackBerry Storm2 9500(全面タッチパネル型)
■BlackBerry Curve 9300(小型軽量普及タイプ)
と、まるでウルトラ兄弟のようにそのファミリーを増やしているのだから、技適など、日本市場での展開における障害も決して小さくはないと理解もしているが、国内で唯一Blackberryを供給しているドコモにはもっと本気を出して欲しいものである。
…などと悠長に構えていたら、それまで嘘か誠か「BlackberrySlider」などと、もっともらしい写真付きの怪情報しか入ってきていなかったトンでもないシロモノが、とうとう今年の夏に発売されてしまった(もちろん日本国外で)。
■BlackBerry Torch 9800(スライド&タッチパネル型)
「画面情報量」と「ストローク感のあるQWERTYキー」を最も重要視している僕にとって先述の兄弟機たちに食指が動くことは無いが、コイツは別だ。タッチパネルだけを見ればStorm2と変わらないが、僕個人が感じているBlackberry最大の特徴かつ良さであるQWERTYキーボードをしっかり残してくれたのが実に素晴らしい。しかもスライド型携帯にはFOMA D905i時代に慣れ親しんでいて全く抵抗がない。むしろ楽しんでいた。
これはデバイスの神様の啓示?
それとも試されてるの?
僕は一体どうすればいいの?
■次回「BlackBerry Torch 9800 導入その2」に続く。





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