ドラゴンクエストX ~後編~
前回、ドラゴンクエストとの出逢いからドラゴンクエストXプレイに至るまでを御紹介したので今回は「その後どうなっているのか」についてお話ししたいと思う。
ネタバレになるとこれからプレイしようとしている方々の意欲や今後受けることになるであろう感動を削ぎかねないので、ストーリー的な部分には極力触れず、画像にも修正を施すことにする。
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【2012年08月04日】プレイ開始
僕が選んだ種族は「ドワーフ」だ。かつては栄華を極めたという背景にロマンを感じたことと、他の種族に比べればデザイン的にリアリティーがあって気取った部分が無く、どこか憎めない可愛らしさに気持ちがフィットしたからである。ちなみにこのドワーフ族、最新のプレイヤーアンケート結果では一番の不人気だったらしい(笑)。
時間帯にもよるが最初の町を闊歩している他プレイヤーは決して少なくなかった。スライム相手に死にそうになっていると通りがかった諸先輩プレイヤーたちが「おうえん」というコマンドで僕のテンションを上げ戦いやすくしてくれる。当時の僕にはまだ「おうえん」の仕方が分からず感謝の気持ちと申し訳なさでいっぱいだった。万一パーティーに誘われても迷惑をかけないだけの実力を備えるまではソロで行くことを決心する。
【2012年08月10日】初めてのボスを討伐
レベル8に達した日、最初のボスがいる場所近くまで来た。さすがにボス戦だけはパーティーメンバー募集している人を探して…と思っていたが、うっかり扉を開けてしまいソロで戦うハメに。長期戦覚悟のヒット&アウェイと薬草の大量投与でなんとか打ち破ることに成功する。
外界に出るも、依然としてソロなので徐々にゆっくりと狩りの場所を前進させていく。
【2012年08月14日】親分、姫との出会い
モガリム街道の途中にあるモガレキャンプに到達。拠点をここに移して芋虫を狩っていると風の噂に「シールドこぞう」というモンスターを狩るのがオイシイと聞いて発生場所へと赴くことに。
攻撃は強くなく経験値がその近辺では結構高くて薬草をドロップする。なるほどオイシイ!とソロで狩っているとそこへ爽やかな男女のカップルが登場。キャンプでも見かけた2人だ。少し離れた場所で狩りを始めた2人だったが10分ぐらい経った頃だろうか、何やら話し声(全体チャット)が聞こえる。
男「…どうかな?」
女「うーん」
男「誘ってみようか」
女「えええええ」
男「だめ?」
女「なんか悪いよ…」
素知らぬフリをして狩り続けていた僕だったが、耳をダンボにして会話を聞いていたのは言うまでもない(笑)。そのうち、2人が僕の近くまでやってきて「おうえん」をしてくれた。
僕「ありがとう!」
男「どういたしまして」
僕「かっこいい服ですね」
男「w」
これが後日「親分」と呼ばれるようになる男性との出会いであり、終始うしろでモジモジしていたのがいずれ「姫」と呼ばれるようになる女性だった。その後、親分と姫と僕はログイン時間が重なる度にパーティーを組んで行動を共にした。
3人の中でも一番レベルが低かった僕は、少しでもパーティーに貢献できるよう、2人に会えなかった時もサポートメンバーを雇って鍛錬するようになった。地道な努力がきらいな僕にとってこれは大きな変化だ(笑)。
具体的に訊くわけではないが、会話の中で親分は僕とほぼ同世代だと知る。姫は男たちに比べれば若いようだが10も20も離れているわけでもないと感じられた。それゆえ会話がとても楽しく、パーティープレイの楽しさと相まって、2008年をもって7年間の活動を休止していた「魅惑の旅団」で楽しんでいた頃の『誘ってもらえることの喜び』が蘇り、ログインするのが楽しみになっていく自分がいた。
【2012年08月18日】姐さんと初対面
この日、親分がジュレットの便せんクエスト「南国からお届け!」を遂行するにあたって1人の女性を僕たちに紹介した。地下遺跡クエストで親分と共に戦った戦友らしい。のちに「姐さん」と呼ばれるようになる女性との初パーティーとなった。
姐さんは親分と双璧を成すほど育成が早く、巧みな戦いぶりが特徴の女戦士。言葉少なながらも情の深さを随所に感じさせる人で、会話の中で彼女もまた僕や親分と大きくは違わない世代であると感じられ、4人の旅はまた一層楽しいものとなっていった。
【2012年09月01日】新生「魅惑の旅団」創設
この日の前日、親分から「そろそろチームを作ろう」と持ちかけられた。僕はまだソレが可能な場所まで到達していなかったため今ひとつ実感が湧かなかったが、「魅惑の旅団」のようなギルドを作るのが夢だった僕は心が躍った。そんな僕の気持ちを推し量ったかのように「チーム名は“魅惑の旅団”でw」と言って微笑む親分。
やはり↑この男、ただ者ではない(笑)!!
チーム制作手数料10000ゴールドは親分が全額出資。親分は固辞したが、創設に携わった4人の各1人として責任を持ちたいと申し出て、後日3人から2500ゴールドずつ親分に手渡した。↓ドラクエ版「魅惑の旅団」チームの結成に携わった4人。チームオリジナルの盾を並べると実感が湧いてくる。
何といっても我が旅団の魅力の強みはこの2人に尽きる。旅団の美人姉妹こと姫と姐さんだ。
「姫!」と呼んで「はい?」と振り向く姫。
「姐さん!」と呼んで「ん?」と振り向く姐さん。
世の男性諸氏のどれだけが何も感じずにいられるだろうか。僕も親分もコレにやられてしまった感があるのは否めない(笑)。まったく罪深い女性たちである。そんな男心を知ってか知らずか今日も仲良く屈託のない笑顔を振りまく2人だった。
【2012年09月14日】束の間の人間の姿
ストーリーを進めていく中で仮初めの姿に身を窶(やつ)していた自分たちが本来の姿を取り戻せるようになるところがある。確かに親分、姫、姐さんの人間の姿は新鮮で魅力的ではある。自身の姿もなんとも懐かしいが、今さらこんな気取った8頭身など小っ恥ずかしくて直視に堪えない(笑)。
勿論この人間の姿のままプレイし続けることが出来るのだが、皆も思いは同じだったのかスグに愛着の深いドワーフの姿に戻してしまう(笑)。人間の姿であることが必要とされる時以外はこれからもずっとドワーフでいくことに心を一にして誓った4人だった。
【2012年09月15日】新人うーさん加入
それまでもちょくちょく僕たちのパーティープレイに参加したりソロで活動したりを繰り返してきた男性が「魅惑の旅団」への加入を果たす。出会いは姫が何度か旅を共にしたのがきっかけだ。
パーティーの定員である4名を超えるか超えないかがチーム運営におけるまず最初に迎える壁だろう。しかし「ダイス」と呼ばれるサイコロ機能が用意されているおかげで、チームを2つに分けて不足分をサポートメンバーで補充し、チームチャットで全員ワイワイ騒ぎながらクエストに向かうのも難しくはない。不完全で不安定ながらもよく練られたシステムにあらためて感謝したい。
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どうだろう?ドラゴンクエストXの魅力が少しは伝わっただろうか。
姐さんのネトゲ経験は不明だが、僕や親分のようにある程度この世界を知っている者にとっても十分楽しめる要素があり、それでいてある種の新鮮な気持ちも得られる魅力を持っている。オンラインゲーム自体が初めての姫やうーさんは目から鱗が落ちたようにネトゲの楽しさを理解し大いに楽しんでいる。これを見るだけでも僕としては「ドラゴンクエストX、なかなかの秀作」と断言することが出来るだろう。
もちろんそこには大前提として「人」との良好な繋がりが不可欠であることは忘れてはならない。
最後に。前回の記事で「僕は僕らしくプレイするまでである」と偉そうに締めくくったがその「僕らしく」とはいったい何なのか?それはHELBREATHで活動していた頃のメンバー紹介表を見てもらえれば一目瞭然だ。
ここに記されいる「kamuromi」も「noritsune」も僕の操るキャラである。ギルドマスターとしての顔と、おちゃらけムードメーカー的な側面をキャラで使い分けていたに過ぎない。詳細は「特技」と「備考」の欄の通りだ(笑)。
コレを貫いてしまっているせいで早くも新生「魅惑の旅団」において僕は「エロ男爵」略して“男爵”と呼ばれるようになってしまった。“姫”が直々に名付けてくれたのだから悪い気はしない(笑)。
この素晴らしいひとときをこのメンバーと送れる居心地の良い空間がいつまで続くかは分からない。仕事、家庭、その他…ほんの小さなきっかけで砂上の楼閣と化してしまう可能性があるのもドラゴンクエストXが人との繋がりによって成り立っているが故のことである。
少なくとも今は大型アップデートを10月9日(火曜日)に控え、皆んな色めき立っている。10年前に当時のメンバーと共に感じたようなMMORPG黎明期の感動と興奮を、今このメンバーと一緒に日々共有し感じていきたいと思う。



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