GWを振り返る【中編】
GWを振り返る【前編】とは前後してしまうが、4月29日(昭和の日)の遠足に先だって我がちぇこふ家ハード史上初となるデジタル一眼レフカメラを購入した。思えば昨年の春の遠足は「関西サイクルスポーツセンター」へのバス遠足ということで、それに先だってHDビデオカメラを購入したのは記憶に新しい。
親同伴遠足という自分の幼少期には無かったこのイベントはスケジュール調整こそ大変だがその苦労に見合ったシャッターチャンスに恵まれた素晴らしい機会であることは確かで、次男坊という生まれから自らの幼少期の写真が非常に少なかった僕はチョビンの成長を記録するデバイス周りのブラッシュアップに余念が無く、さすがに毎年の恒例行事にするつもりはないが(恒例行事になれば嬉しいが)今年も新たにハードのグレードアップを果たしたことになる。
実は今から4年前、チョビンが生まれた時も、それまで使用していたデジカメがあまりに非力だったので新たに購入する話となった際、デジタル一眼レフカメラも視野に入れたのだが予算の都合上断念している。
まずはちぇこふ家のデジカメの変遷と歴史を見ていただこう。
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▼1997年~2000年
RICOH DC-3
希望小売価格49800円
http://www.ricoh.co.jp/dc/past/dc/3/
http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/digital_camera/1997/0508_1.html
■初めてのデジカメ。マクロ撮影機能に優れ、ポップアップ液晶モニターも付いているので様々な構図が楽しめて撮影が楽しい。
●作例
▼1998年~2003年
FUJIFILM FinePix700
希望小売価格99800円
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj322.html
■メガピクセルの衝撃。世界最小最軽量の150万画素デジカメは、当時鳴り物入りで登場したビデオカメラSONY DCR-PC1と共に、僕とよよこの7年越しの新婚旅行で大活躍する。
●作例
▼2000年~2006年
RICOH RDC-7
希望小売価格108000円
http://www.ricoh.co.jp/dc/past/rdc/7/
http://journal.mycom.co.jp/news/2000/06/07/08.html
■ポップアップ液晶モニターの便利さが忘れられずリコー機の最新型に舞い戻る。やはり撮影が楽しくて良く撮れるが、若干故障が多かったのが玉に瑕。
●作例
▼2003年~20010年
CASIO EXILIM EX-S3
希望小売価格39800円
http://casio.jp/dc/products/ex_s3/
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/rev/camera/20030421/104462/
■頂き物。貰い物にしては性能も良く、なんといってもサイズが小さくて持ち運びが苦にならない。RDC-7やPowerShot G7と一緒に持ち歩くことが多かった。
●作例
▼2006年~
CANON PowerShot G7
実売価格60000円
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2007/02/07/5512.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/32117.html
■チョビンの誕生に合わせて購入した記念すべきコンデジ。初めてのキヤノン機だったが、コンデジらしからぬフォルムの渋さもさることながら高機能で画作りも秀逸。コイツの簡単便利な動画機能のせいでHDビデオカメラの新規購入が遅れる。これからも活躍の場はありそう。
●作例
▼2010年~
SONY Cyber-shot DSC-W350
実売価格25000円
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-W350/
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1001/18/news101.html
■EXILIM EX-S3のバッテリーがヘタりはじめたのを機に仕事でもポケットサイズのコンデジの必要性が高かったことに気付き購入。パノラマ撮影が面白い。
●作例
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デジタル一眼レフを断念した4年前に比べて今の方が羽振り良くなったわけでもないので、当然のことながらよよこは慎重な姿勢を崩さない。ではどうやって今回の購入に至ったのか?その経緯には壮大なドラマがあったのだ(笑)。
チョビン誕生後、約2年にわたりPowerShot G7の能力をフル活用して自分も納得の出来の写真を量産していったが、2009年を迎える頃にはコンデジの限界を痛感し、僕は人知れずデジタル一眼レフカメラを研究し始めていた。
そもそもデジタル一眼レフカメラではなく「一眼レフカメラ」に関しては僕にも経験がある。大学進学の際(1986年)に兄に譲ってもらったPENTAX MV1だ。
PENTAX MEの普及タイプとして誕生した絞り優先AE専用機だが、撮影者はズームレンズ操作と画作りに専念するだけで簡単に息を呑むような写真が撮れてしまうのが衝撃的だった。以来、一眼レフカメラに対する畏敬の念と絶対的な信頼を持った僕はデジカメの時代が到来してからは「いつかはデジイチ」という想いに形を変えて決して消滅することなく僕の心の奥底でくすぶり続けていた。
2009年当時もっとも魅力を放っていたのがNikon D90。前機種D80サイズの筐体の中にフラッグシップ機D300の中身をそっくりそのまま詰め込んだような、ミドルクラス機でハイアマチュア仕様という位置づけに最初は魅力を感じていたが、店頭で実機を触ってからはコンパクトになったとは言えズッシリと来る安定感が自分には心地よく、ネットで作例を見るに付けてもニコンらしい色ノリの良い画作りで好感が持てた。
しかし、よよこと電気店を訪れた際に「是非一度」とよよこにも実機を触らせてみたが「大きすぎ」「重すぎ」「チョビンが小学校に入ってからで十分」などと惨憺たる酷評を受けて即却下された。
何か大きな変化がないとこのままでは何年経ってもデジイチ購入は困難だ・・・。
そんな思いにジリジリと焦りを感じながらSNSの関連スレやコミュニティに出入りしつつ更に2年間デジイチへの情熱を蓄積した時、意外な方面から3つの転機が訪れた。
1つめの転機。それは僕もよよこも大好きな海外ドラマだ。「スタートレック」に始まり「V」「ビバリーヒルズ高校生白書」などを経て「ER」「ツインピークス」「Xファイル」「ミレニアム」「24」「4400」「スーパーナチュラル」「LOST」「Heroes」「コールドケース」「ダメージ」「フラッシュフォワード」「ウォーキングデッド」と数々のドラマを楽しんできたが、「CSI:」は2002年にwowowで放送開始された当初、数話見たもののノリとテンポが合わなかったのでスルーしていた。
ところが今年の3月(アメリカでは2009年春)、僕たち夫婦が毎週最も楽しみにしていた「ER」の最終シーズンがとうとう終了し、心にぽっかりと穴が空いてしまったところへ偶然「CSI:NY」という「CSI:」のスピンオフドラマを見る機会に恵まれ、そのスピード感溢れる展開と緻密な脚本、そこで輝く魅力溢れるキャラクター達に感心。
以来すっかりハマってしまい、「CSI:」の楽しみ方が理解できてからは逆スピンオフで「CSI:」も好んで見るようになった。今となっては「CSI:NY」よりもむしろ「CSI:」の方が面白い(「CSI:マイアミ」だけはどうしても合わなかったので見ていない)。
そんな今や我が家の心の支えにまで成長した「CSI:」の劇中で使用されている様々な科学捜査機材の中で、捜査官たちの誰もがシーズンを通して必ず1度は手にする機材「カメラ」が実はNikon製のカメラなのだ。僕は作品中にNikonのカメラが登場する度によよこに対して呟くように「ほら、Nikon。いいカメラでしょ」「シャッター音がイイんだよね~」「質実剛健。やっぱいいフォルムしてるなぁ」などと念仏サブリミナル(?)攻撃を加え続けた(笑)。これが結構よよこの中で「大好きなドラマ → CSI: x Nikon=大好きなカメラ」という良質な下地を作る成果をあげたようだ。
2つめの転機。ひょんなことからFacebookを本格的に使い始めた。ジャスミン革命や映画「ソーシャルネットワーク」でも有名になったFacebook、僕は日本語対応となった2008年からアカウントを登録していたが検索しても(当然のことながら)友人知人が見つからず放置していた。ところが数年ぶりにFacebookにログインして友人知人旧友たちの名を片っ端から検索していると何とも懐かしい面々と巡り逢うことが出来たのだ。
●中学生時代に文通していた和歌山から遥か遠い地に住む女性。
●高校で医師の道を目指し異なる道へ進んだあと交流が途絶えていた中学時代の友人。
●大学進学で僕が上京したため交流が途絶えていたクラブの後輩。
●入社式のため上京し一晩我が家に泊まったあと交流が途絶えていた中高時代の友人。
●大学卒業後、年賀状だけの交流になっていたサークルの先輩。
●大学卒業後、交流が途絶えていたサークルの友人。
●帰郷後交流が途絶えていた高校時代からのお付き合いのミュージシャン。
などなど・・・
最新でも19年ぶり、最古は28年ぶりとなるザ・再会のオンパレードだ。幸い皆んなアカウントは生きており、今ではFacebookを介していついかなる時でも交流することが可能だ。Facebookが無ければ決して成し得なかったであろう再会……ともすれば死ぬまで話すことも無かったかも知れない微かな繋がりが、いとも簡単に再び強い結びつきとなって再生してしまうあたり、実名制度を貫くFacebookのもつ底知れぬ潜在能力を見せられた気がする。これがなんと、奇しくも今年の3月。「ER」が終わって「CSI:NY」と巡り逢った時期と同じだ。
これがカメラにどんな関係があるのか?実は、そこで再会を果たした友人Nがこの20年の間にどっぷりとデジタル一眼レフカメラの虜になっており、自慢の作品を大量にUPする傍ら、僕をその魅惑の領域…もとい、魔の領域へと誘ってきたのだ。N自身はPENTAX党だが僕の狙っていたNikonについても「通好みのいい機械を出す」と推してくれ、Nの場合の奥さんにデジイチ購入話を切り出した時のアプローチ成功例や安価に済ませるレンズ購入術指南なども、高校時代と変わらない軽快なトークで語ってくれた。ありがたい…もとい、けしからん(笑)。
もちろんその語らいの様子は包み隠さずよよこにも話していたので、よよこは「Nさん、困るなぁ~」などと苦笑いしていたが明らかにその表情からは以前のような険しさは消えていた。
もう一押しか……?
そして最後の転機。この時、既に僕の購入予定リスト最右翼にいたのはD90からD5100に変わっていた。ミドルクラスのD90とは異なりD5100はエントリー機に分類されているのでD90発売当初よりもウンと安くて懐に優しい。それでいて撮像素子、ISO感度、画像処理エンジン共に前機種D5000を遙かに凌駕し上位機種D7000と肩を並べ、あくまでクオリティーを追求した作りとなっている。バリアングル式液晶が僕の大好きだったRICOH DC-3やRDC-7を彷彿とさせる。チョビンや我が家の動物たちを撮るにあたりその便利さを発揮してくれることは間違いない。本体重量510gとD90に比べて110gも軽くなっているのはよよこにも決して見逃せないはずだ。
D5100が発売されて6日目となる晴天に恵まれた休日の朝。僕はよよこに「ねぇ、今日プリンタのインク買いにジョーシンに行かなきゃなんないんだけど、その時もし今ウチに一番適しているカメラが有ったら見てもいい?」と先制パンチを見舞った(笑)。意外にも軽やかなトーンで「いいよ」とよよこ。正直その時点では震災の影響で全国的に在庫が不足しているとSNSで聞かされていたので和歌山の片田舎の電気店にD5100が実際に触って試用できる状態で有るかどうかは分からなかったが、もし有ればよよこの反応がどうであれ色々と触ってみるつもりでいた。
あった…。
さすがはジョーシン。ヤマダ、ケーズを抑えて地域一番店を張っているだけのことはある。実際に触ってみる。見た目も触感もエントリー機ならではのプラスティック感は大幅に増大していたが、110gの差は歴然だった。軽い。想像以上に軽い。そして数値上ではD90とさほど変わりは無かった筐体サイズも、フォルムが丸みを帯びてホールド感が増し、女性の手でもしっかりと持つことが出来るようになったので小振りに感じる。
よよこにも触らせると案の定その軽さに驚きつつAUTOで店内を何度か撮影し、その簡単さにも感心している様子。僕はその背後の陳列にあった我が家のPowerShot G7の子孫にあたるPowerShot G12を手に取って「今使ってるのはコイツの先祖だからね、一眼だからといってビックリするほど大きくもないでしょ」とD5100が決して大きくないことを強調してみた。すると僕の方を見たよよこが何故か笑い出す。
よよこ「それはやっぱり小さいよ。でもあなたに小さいカメラを持たせることが可哀相だということがよく解った(笑)。こっち(D5100)持ってる時は様になってるのにそれ(PowerShot G12)持つとオモチャのカメラ持ってるみたい(笑)」
僕 「(汗)…で、でしょ~?」
よよこ「いいよ、買おう」
僕 「フルヒャッホホホホホォォォ~~~♪」
ものごと、どんな切っ掛けで変わるか分からない。思いがけないことで好転したり想像もしなかったことで悪化する。今回は僕がデブだったからこそよよこに最後の一押しが効果的に働いたのだ。デブで良かった。デブ万歳!である。
そんなワケで足早に帰途につき(ジョーシンごめんよ)、家に到着するなりPCの前に座り、よく利用するネットショップの在庫状況を閲覧。いつも利用するショップが「在庫あり即納可」でまずまずの価格だったのでポチッとした。16時までの出荷で当日出荷。運が良ければ翌日には届くだろう(ショップが利用している運送会社が佐川急便なので時折翌々日着になってしまうのが玉に瑕)。









相変わらず絵がうまいなあ・・・(^^)
僕のカメラにもバリアングル欲しいっす。
投稿: YOMI | 2012年5月25日 (金) 09時28分
ヨミのD90は名機じゃないですか!
バリアングル液晶は無くともエントリー機にはないモノを沢山持っているんだから我慢してください(笑)。
このブログの挿絵を僕が書いていると疑いもなく思ってくれるのはヨミぐらいです(笑)。ありがとう!
投稿: ちぇこふ | 2012年5月26日 (土) 17時26分