弱り目に祟り目
●カブトムシ羽化祭と今年の成体飼育体制
●カブトムシ4代目(F3)の誕生
●トロロの不正咬合の治療
などなど、ブログネタには事欠かない状況だというのに一向に更新できていないのには理由がある。
元凶はちょびんが幼稚園から持ち帰った「夏風邪」だ。
前回のブログで既に御紹介していたちょびんの夏風邪は「インフルエンザ陰性」「アデノウイルス陰性」であったことなどから掛かり付けの小児科医の見立てでは「夏風邪」と診断された。高熱が続いたものの発症から3日目、7月10日(日)の夜には随分と元気になり、朝には熱も下がったので月曜には登園させる。
が、その未明にはよよこの身体に変化が起きていた。午前3時頃、突然襲われた悪寒に驚いて熱を測ると既に40℃近く。掛かり付けの内科医の見立てでは「ウイルス性の感染症」。対症療法しかないということで解熱剤、抗炎症剤などを処方してもらう。
前回家族が全滅したのは5月の後半、インフルエンザB型にやられた時なので記憶にもまだ新しい。ちょびんが快方に向かっていたのが唯一の救いだったが、普段から我が家の全てを取り仕切ってくれているよよこが病床に就くと僕のメンタルが沈みがちになってしまうのも常だ。
いちいち子供の病気もらってくれるなよ・・・
などと心の中で毒づいていたら翌日には見事、僕の全身は節々の痛みと悪寒に覆われていた。超高熱と喉の痛みが特徴だったちょびんやよよことは異なり、僕の熱は超高熱には至らず腹痛から喉の痛みに移るような形にウイルスも少し変性を遂げていた。掛かり付けの内科医もその違いは認識したがやはり「ウイルス性の感染症」の一種ということで解熱剤と整腸剤を処方してもらった。
解熱剤を服用すると一時的に熱は下がるが、全身を包み込む節々の痛み(インフルエンザ初期のようなあの痛み)はこれまでの人生の中で経験したことのないレベルの辛さで、留まることを知らない悪寒は「ひょっとしたら永遠に治らないんじゃないだろうか?」と弱気にさせるには十分な攻撃力を持っていた。
この信仰心の厚い僕が「こんなんじゃいつまで経ってもお墓参り行けないじゃんか・・・ご先祖様のバカ・・・」などと言い放ってしまうほど本当にしんどかったのだ。
思うことはただ1つ。よよこ、この病気の破壊力を軽んじて正直すまんかった。これに尽きる。しかし本当に恐ろしいのはこの病気は何度でも感染する可能性があるということで、この時点で唯一全快していたちょびんが再度罹患していたら・・・と考えると恐ろしくてしょうがない。
ちょびんに幼稚園を休ませた日、電話に出た理事長先生は「園でも高熱が出る病気が流行っているようなのでくれぐれもお大事に」と仰っていたらしい(よよこ談)。全児童ン百人もいる巨大幼稚園の宿命として、流行病の感染源となってしまうケースはこれまでにも何度となく体験してきたが、今回のようなタチの悪い病気はこれが初めてだ。
思えば、3歳児の時にお世話になったY先生も、今4歳児でお世話になっているT先生も、いつも元気で爽やかだ。病気療養休暇をとったことなど聞いたことがない。
病床の中でそんな彼女たちの明るい笑顔を思い出していると、「彼女たちは夜ごと塩素風呂に全身漬かっているに違いない」「実は職員室はハサップシステムを導入している」「園職員は毎月何十本も予防注射をドーピングしているのでは?」などと、熱のせいか止めどもなく面白いことを妄想してしまった。
そもそも「病欠しない」というのは立派な職能の1つであると僕は考えている。彼女たちがそれを有しているなら(幼稚園教諭という仕事に就いている人全員がそうであるかは分からないが僕の知る限りにおいて)彼女たちはどんな業界においても通用する優れたスキルを持っていることになる。勿論これは、先述の僕の怪しい妄想内容とは違って、日頃からの厳しい自己管理の徹底の賜物であろう。素晴らしいことだ。尊敬に値する。
で、僕はというとウイルス感染症の症状は先週末には薄らいでいったが、先週半ばから並行して腹部や背中、脇腹のピリピリした痛みに襲われていた。虫に刺された時のような、まっ赤に日焼けした時のような痛みで、衣服の上から触れるだけでも何とも言えない不快感を感じる。
これらの部位と、この種の痛みには覚えがあった。中学生の頃に罹患した「帯状疱疹」だ。ストレスや心労で免疫力が落ちた時に神経細胞周辺で水痘ウイルスが増殖し、半身に生じる発疹と酷い痛みが特徴だ。しかし今の僕にはその最たる症状である「発疹」が無い。ネットで調べると帯状疱疹の発疹が出る1週間ほど前から前兆としてピリピリ痛はあるらしく、基本的には一生に1度しかかからないらしいのだが、それにも例外があるとのこと。発疹が出たら迅速な診療&治療が早期治癒のポイントらしい。
連休に入ってから発疹が出たのでは遅いので、7月16日(土)の朝一に、仕事へ行く前に地元の皮膚科の診療を受診した。的確な薬剤の処方で早期治癒に定評のある(実は母もよよこも過去にお世話になったことがある)皮膚科専門医である。診察は・・・
■ピリピリ痛の段階で発疹と同様「半身」であるケースが殆どなのに、僕の場合は身体の左右ともにピリピリを感じている。
■まだ発疹が1つも出ていない。
■痛みがまだ弱い。
などの理由から「帯状疱疹である可能性はあるが発疹が無く、疲労性の神経痛の可能性も残されており、現時点においてはまだ投薬できない」との診断で、何ら解決に向けた歩みを進めることもなく仕事に向かった。最後に先生が「もしお風呂に浸かって痛みが和らぐようであれば可能性は高い」と言ってたのでその夜おそるおそる湯船に漬かってみると・・・
き・・・気持ちいい・・・(ガーン)
嘘みたいに痛みが和らぎ、一瞬全快したかのような錯覚すら覚えた。風呂から上がるとたちまちのうちに再び不快感に襲われるのだが湯船の中での夢のような一瞬は忘れられなかった。あぁ、やはり何日か後に体中にブツブツが出来て痛みに悶え苦しむことになるの・・・?
なお、今回の我が家の全滅具合を図式化すると以下のような感じだ。
祟りだ。ご先祖様に「バカ」なんて言った罰が当たったに違いない。
ごめんなさい。二度と言いません。許してください。
涙目で謝るそんな自分を客観的に見るとまるでちょびんのようだ(泣笑)。




コメント