バレンタインデーエレジー
ちぇ「ちょびん、クラスの女の子から“日曜公園に来て”とか言われなかった?」
息子「言われんかった」
ちぇ「そっかぁ残念やったなぁ。学校では禁止されてるから公園で渡す、とかあったら良かったのにな」
息子「そんなん無いで。…まぁ、一応公園は行ってみるけどね」
ちぇ「ちょw行くんかい!w」
日曜日に2月14日を控えた週末、そんな会話の盛り上がりを見せた今年のバレンタインデー。かくいう僕も中学1年までは母親からしかもらったことがなかったし、義理チョコ(最近は友チョコと云うらしいw)の域を脱した「本チョコ」をもらうのは更にそこから気の遠くなる年月を経てからのことである。
ちょびんの「まぁ、一応公園は行ってみるけどね」のセリフに、中学時代バスケの部活を終えてヘトヘトになっているのだからさっさと帰ればいいものを校舎から女の子のキャッキャという黄色い声が聴こえるたびにドキドキして意味もなく学校内をウロウロした自身の哀しい過去を思い出した(笑)
それでも当時、数年に1つもらった義理チョコは、嬉しいあまり食べるのが惜しくて勉強机の前に飾り、毎日ニヤニヤしながら眺めていたものだ。結局ひとかけらも口にせず何ヶ月か後に意を決して食べようとした時にはカカオ脂の結晶が白い文様として浮き出てきていて後悔したことも…(笑)
その間、僕の貰った義理チョコは
■中学1年生(13歳)
…小4の頃から好きだった初恋の女の子
■中学2年生(14歳)
…当時文通をしていた神奈川県在住の女の子
■高校1年生(16歳)
…大好きなラジオ番組のパーソナリティだった憧れの女性
以上!
初恋の女の子からチョコもらうなんてリア充じゃん!という声が聞こえてきたような気がしたので(笑)誤解の無いように言っておくが、これら全てが「義理チョコ」だったというところが重要なポイントだ。あとは押して図るべし(笑泣)。
そんな痛ましいほどに切ない思春期を過ごしてきた僕だが、この歳になっても友人からチョコレートをいただけるというのだから有り難い。あの女っ気のかけらもない血の滲むような苦しい思春期は今のこの幸せが訪れるための準備期間だったのかもしれない(TдT)
そして今年もバレンタインデーの贈り物をいただいた!ヽ(=´▽`=)ノ
常日頃からネットマルチゲームなどでお付き合いいただいている宮崎県に住む友人とその娘さんからだ。
スターウォーズ関連チョコに「おっぱいチョコ」「ボインカレー/小麦色のぷるるんチョコ」と、流行に敏感なだけではなく僕と息子のツボをしっかり抑えたチョイス(笑)。
さすがだ…と唸らされたところへ更に手づくりのカップ入りシフォンケーキがたっぷり!
普段はサバサバとしていて男顔負けのハンサムガールで色気よりもウケ狙いの母娘だというのにその2人が力を合わせてチョコ味とプレーン味2種類のケーキを作ってくれたというのだからそのギャップに萌える(笑)。
友人曰く「チョコはそのままで。プレーンはレンジで少し温めるとフカフカに膨らんで美味しいよ^^」とのこと。スカイプで涙ながらに感謝の気持ちを伝えつつ早速プレーンをレンジで1分弱温めるとシフォンケーキは先ほどの120%ほどに膨れ上がり周囲にほのかな紅茶の香りが漂う。
おお…紅茶味とはまたシックな…
スプーンでひとすくい口にするとほどけてゆく生地から口の中に今度はしっかりとした紅茶の味と控えめで柔らかな甘さが溶けて流れ込む。うまい…TT
忙しい最中に親子ともども遊び相手になってもらっているだけでも有り難いのに、このような心尽くしの品を贈っていただけるなんて、これほど幸せなことはない。感謝の気持ちを噛み締めつつボインカレーを通常の3倍ていねいに舌で転がすように…もとい(笑)、楽しみながらいただいたのは言うまでもない(*T▽T*)
…と、例年ならこれにて終了なのだがナント今年は違うのだっ!
昨年春から親しくお付き合いさせていただいている友人、当ブログでは“ジャムの人”と言えばお分かりいただけるだろうか(笑)今年はその友人からも友チョコをいただいた。
本人からは「生チョコだよ^^」としか聞いていないが当然のことながらフルハンドメイドのチョコレートだ。高級菓子には疎い僕はトリュフくらいしか思い浮かばない。そもそもチョコレートを1から作るなんてスゴすぎる。
厳粛に箱を開けるとそこには所狭しとビッシリ詰まったレンガ状のチョコレートが。とその瞬間、僕の脳裏に微かに残っていたあるモノを思い出した。
ロイズの生チョコだ!
すごい。ロイズの生チョコみたいなのを作っちゃうなんて。震える手を抑えながら1粒をフォークで取り出す。大きさの割にズッシリとした重みを感じる。
この僅かに非直線的な成形が友人の手作り感を増幅させてくれて何とも言えない幸せな気持ちになる。そしてナイフ代わりのフォークで2つに切ろうとすると、ほどよい抵抗をしたその刹那にスッと中まで刃を受け入れる感じが心地よく、食する者の征服欲をも満たしてくれる。
口に運ぶとまるで熱したフライパンの上でバターの塊が溶けていくように、僕の舌の上でチョコレートを形づくっていたモノがたちまちの内にチョコクリームへと変わっていく。口内から鼻に抜ける香りはこれまで食べたどのチョコレートよりも香ばしく芳醇で、混ざり気の無い「純粋なチョコレート」を感じさせてくれた。
一人暮らし時代に自炊するうち料理が好きになった僕も少しは経験のある「割チョコを溶かして型に入れて作る」のとは次元が違う。うまい…(TдT)
いくら義理チョコとはいえ、こんなに手の込んだ美味しい手づくりの品をいただくと勘違いしてしまいそうになるというもの^^;
大切に、そして美味しくいただきながらチョコレートの入った箱の上蓋とその蓋を固定していたゴムをよくよく見つめ直してみると…
ハート2つ…。しかも輪ゴムのハートはフエルト製。フエルトは友人が小物を作る時によく使うアイテムだ。これも手づくり?手づくりのハート…ハッ…( ゚д゚)!
プレゼントしてくれた当人は100%微塵も考えていないそんな妄想(笑)を逞しくかきたてて食することでより幸福感も増すというものだ(ノ∀`)アチャー
友人曰く「ご家族の皆さんで食べてね」ということだったが、こればっかりは一休さんの和尚さんの水飴よろしく独り占めして夜な夜な少しずつ堪能したいリビドーに駈られるw
そんなこんなでおかげさまで今年も幸せなバレンタインデーを過ごさせていただくことができた。本チョコなどではなくても大切な友人からあたたかな気持ちのこもったプレゼントをいただける幸せ。贅沢さ。あの不遇な中学高校時代に思いを馳せながら友人への感謝の気持ちを心に刻みつつじっくり味わいたいと思う。



































































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