電気自動車ニュースについて

  • 「電気自動車ニュース」は、EVOC(EVオーナーズクラブ)サイトへ情報提供しています。(記事によっては,時間がたつとリンク切れになる場合があります)
フォトアルバム

カウンター

  • カウンター

« i-MiEV 20000キロ | メイン | 宮崎県日南市でEVを貸出開始 »

2013/06/22

テスラのバッテリー交換システム

リンク: 米EVのテスラ、“謎の発表”の中身が判明…バッテリー交換システム | レスポンス.(2013年6月19日)

バッテリー交換方式のEVを提唱していたベタープレイスが破綻したところですが,米国のテスラモーターズ(Tesla Motors)の内容が判明したと伝えています。

500kmも走るとするテスラのEVは電池容量が大きい(モデルにより85kWh)ので,より充電時間が長く,バッテリーを交換してしまおうとことでしょう。(24kWhを積む日産リーフで8時間ですから,同じ200Vで充電すれば28時間!)

このようなアイデアはベタープレイスが同じように構想していましたが,リンク先にあるようにバッテリーの進化とEVの進化が同期できるのかというような様々な課題がありそうです。

Tesla Motors


YouTube: Closeup of Tesla Battery Swap (SD)

電池交換ステーションは約5000万円で建設できるとのことですが,1回の交換に約6000円から8000円を予定しているそうですから,建設コストをまかなうには約7000回以上充電してもらわないと合いません。

1回の交換にかかる時間は約90秒ですから1時間の3600秒に絶え間なく交換したとして40回,1日で960回,7日とちょっとで7000回交換できそうです。理論的な数字ですから現実的には無理ですが,ステラ製のバッテリー交換式の車が増えれば事業的には不可能ではないでしょう。

ただ,satty さんのコメントに書いたように電池性能は日々進化しているでしょうから,課題は多いのではないかと思います。

以下の記事には「電池容量の少ない60kWhの場合、電池パックの中で電池セルを片側に寄せるのではなく、バランスが崩れないように全体的に均一に配置できるようにレイアウトした」とあるように車作りには微妙な部分もあるようです。

リンク: 和田憲一郎の電動化新時代!(4):テスラは「モデルS」をどのように開発したのか、EV開発の核心に迫る (1/3) - MONOist(モノイスト).(2013年06月21日

バッテリー交換方式のEV破綻を考察(2013.06.05)

コメント

>ただ,電池の性能は日々進化しているでしょうから,

何十年も標準交換電池を見直さないのはまずいです。4年置きに見直して10年継続でいけばよろしいのでは。電池交換所では2-3種類の標準電池をストックすることで対応する。

(Webマスター:単3の乾電池のようにどの機械で使っても同じ,というわけには自動車ではいかないのかもしれません)

日産が参戦する来年のルマン24、完全なEVでなく状況によりEVのようです。:Nissan ZEOD RC(Zero Emission On Demand Racing Car)
F1 KERSよりは完全EV走行する程度?

電池交換しないようなのでピットも一安心^_^;

http://www.youtube.com/watch?v=Rd2Xbm8HdNs&feature=c4-overview-vl&list=PLtElEI41NT-kNfkakz4qxsQYf4zpEUqJR

>全部かえてしまうわけは,一部だと微妙なバランスが悪くなるからかもしれません。

交換可能電池と固定電池と電源系等を完全に分けて切替方式にすれば問題ないでしょう。10kWh分はリザーブ電源として特性・サイズ・装着方法などを世界標準化して交換可能にする方法です。

(Webマスター:コメントありがとうございます。なるほど完全に分離すればよいかもしれません。
ただ,電池の性能は日々進化しているでしょうから,将来は体積を同じにしても重量は軽くなってくるかもしれません。たとえば,以下のサイトではカニの甲羅を利用して電極を作っていると紹介しています。
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/22/030/index.html
また,以下のページで和田氏が指摘しているような点も課題となるでしょう。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1306/05/news014.html
1.進化の過程にあって他社との違いを強調できるバッテリーをわざわざ同じにすることを自動車メーカーは嫌う
2.形状や設置位置を固定されてしまうと、バッテリーの進化に合わせて改良するといった自由度を失うことにつながる
3.交換電池の品質の保証,最終責任の所在が曖昧になる)

え? 変わったのは、交換速度だけかよ。がっかりだなぁ。
ところで、日産は来年ルマン24にEVで参戦するそうですが、数週ごとに、とんでもない速さでバッテリーを交換するマシンな気がする。(笑)

(Webマスター:コックピットスタッフはEVになることによって引火の恐れがなくなってうれしいでしょうね(^O^))

なにも全容量を大掛かりな機械で換える必要ないと思います。

人間が取り扱える10kg/2KWH単位で5本・10KWHをリザーブ電池として世界標準にして数十km先の次の交換所まで行けるようにする。

名前とは逆ですがリザーブ分を先に使い切るように制御すればいい。
(Webマスター:コメントありがとうございます。全部かえてしまうわけは,一部だと微妙なバランスが悪くなるからかもしれません。)

追加充電については、100%や80%にこだわらなくても、チャデモで30分で充分ですよね。(例400km+200km)
交換方式については、東京発で大阪ショールームで交換して東京に戻るということならばありでしょうか。そもそも東京大阪間を車で往復するということを考えること自体、EV中毒かもしれませんw。

(Webマスター:おっしゃる通りですね。テスラを購入する人は大阪東京間のような長距離を頻繁に車で往復する人でしょうか。そのような人が日本に大勢いるとは思えません。(アメリカでは有りなのかも)
電池交換ステーションの建設費は現段階で5000万円だそうですが,元が取れるかはなはだ怪しいと思います^_^;)

テスラのことですから、ペタープレイス方式ではないと期待してますが、どうなんでしょうか。。。。
ところで、米国でのフィットEVのリースが値下げになったニュースは御存知でしょうか。
http://carview.yahoo.co.jp/news/market/186956/
日本だと、6年リースで55,500円/月ですから、ムカつくレベルですよね。
そもそも、日本はリース契約が6年基本というのもねぇ。

(Webマスター:いつもコメントありがとうございます。フィットEVのことは知ってはいるのですが,本業が忙しくてなかなか書けません^_^;)

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。