【エコカーに関するアンケート調査結果】ハイブリッド自動車・電気自動車に求める条件は「低価格」「低燃費」「低維持費」の"3低"。エコノミーの意識から軽自動車もエコカーと認識。
「低燃費によるガソリン代の削減によって、今持っている車との購入価格差を回収できなければ、ハイブリッド自動車や電気自動車を購入したくない」
三菱自動車 i-MiEV Mグレードを注文するにあたり,今の車との価格差を計算してみました。
1日に約30km走るとして1年間で約10950km,今の車が1Lで約15km走るとすると1年間でガソリンを約730L消費します。8月10日現在,レギュラーガソリンの全国平均価格は1Lで147円ですから1年間で約107310円の燃料代がかかることになります。
i-MiEV Mグレードの場合,バッテリーの総電力量は10.5kWhでJC08では120km走ることになっていますが,現実的には80kmだとすると電費は約7.6km/kWhとなります。1年間の走行距離約10950kmをこの電費でわると約1441kWhの電力を使うことになり,関西電力の一般的な電気料金メニューの「従量電灯A」(300kWh超過分で25円55銭/kWh)では電気料金は約36810円となります。もし,オール電化住宅で「はぴeタイム」が適用されナイトタイムの料金8円19銭/kWhで充電できれば,約11800円ですむことになります。
両車の燃料代と電気料金の価格差は「従量電灯A」でも約70500円,「はぴeタイム」では約95510円です。この条件で5年乗ったとすれば,「従量電灯A」で約352500円,「はぴeタイム」では約477550円にもなります。
さらにEVには「自動車取得税」や「自動車重量税」がかかりませんし,購入後のエンジンオイル交換も必要ありません。また,EVは5年落ちの車の価値に加えてバッテリーの価値も加わるためにガソリン車よりも高く下取りされる可能性があります。
上記のアンケートによると理想のハイブリッド自動車・電気自動車の条件は、「低価格」、「低燃費」、「低維持費」だそうです。i-MiEV Mグレードの価格は国の補助金を差しい引いた額が188万円ですから,軽自動車としては高いように感じられますが,燃費(電費)の差や維持費の安さなどをトータルで考えればけっして突出した価格とは言えなくなってきています。
円高にもかかわらずガソリン価格が下がらないことから,これからもガソリン価格は上がる一方でしょうし,長く乗れば乗るほど低燃費や低維持費が生きてくるEVはすでに「低価格」、「低燃費」、「低維持費」な車なのかもしれません。
i-MiEVの価格(ECOカーアジア)2011年07月23日
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